モダンで秀麗なワゴン"フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント"
フォルクスワーゲン パサートヴァリアント(Volkswagen)

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントの値引き情報
初回値引きは5〜6万円程度
初回値引きは大幅な値引きは期待できず、5〜6万円が限度だろう。 輸入車はもともとディーラーが値引きを渋る上に、VWが展開するモデルはどれも日本のユーザーからも根強い人気があるからだ。
ライバル車種と比較交渉で+30万円の値引き
メルセデスCやボルボV50、アウディA4などがライバル車種にあたる。 これらライバル車種との比較交渉を行った場合は最大で+30万円程の値引きも見込める。 特に3月など決算時期に戦略的に交渉を展開した場合は、思いのほか上手くいくかもしれない。
さらに大幅値引きをしてもらうには
パサートヴァリアントは交渉次第では大きな額の値引きが見込めることが分かる。 しかし、このような額の値引きを引き出すことは決して容易ではない。 値引き交渉マニュアルを活用すれば、煩わしい交渉の手間を無くすことができる。 新車で値引き30万円前後を見込めた例があり、期待できるので是非とも参考にして欲しい。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントの評価

VWの真骨頂でもある高い環境性能
環境への取り組みが欠かせない時代。VWはそれをいち早く察知し、パサートは最先端の技術力を組み合わせてエコな仕様へと大きく変化を遂げている。アイドリングストップなどお馴染の機能はもちろん、シーンに合わせて自動で慣性走行へと切り替えるコースティング走行モードの採用など真新しい技術もお目見えしている。 軽さをキープしつつ高級感を兼ね備えるボディ
ラゲッジスペースも十分に確保されたワゴンでありながら、重々しさを感じさせない。フィルムが描く曲線は美しく、磨き上げられたボディが大きな魅力となるに違いない。カラーバリエーションも少ないながらどれも味のある仕上がりとなっており、上質感を求める大人に好まれるだろう。 |

素晴らしいエクステリアの一方、インテリアは寂しい作りとなっている。シンプルな作りは評価できるが、淡泊なイメージが先行する。高級車というラベルには劣るシートやデザインには物足りなさを感じざるを得ない。
2011年のモデルチェンジで「環境第1」のようなコンセプトに生まれ変わったパサート。それと引き換えに失った動力性に目をす向けることができない。直列4気筒DOHC 16バルブエンジンはそれなりのパワーはあるものの、かつてのV型6気筒が発揮するパワフルな走りには及ばない。
フォルクスワーゲン パサートヴァリアントの総評
VWらしく環境性能も高い上にお洒落なエクステリアが光る「フォルクスワーゲン パサート パサートヴァリアント」は日本のユーザーも目が離せない注目のモデルのはずだ。 持ち前のエンジンやトランスミッションの効率的なシステム構築や軽量化が燃費カットを実現しており、経済的にも嬉しい。ブレーキエネルギー回生システムの採用や慣行走行をサポートするモード搭載など新しいテクノロジーを駆使したものを多く見受けられる。VWにおける環境配慮への追及は新しいステージへと突き進んでいることが分かる。 エクステリアは1.5L超の重みのあるボディを感じさせない素晴らしいものとなっている。落ち着いた曲線を描くフィルムと味のあるカラーバリエーションが絶妙にマッチ、大人の空気を醸し出す。
乗り出し価格もおよそ350万円前後と見込まれ、手軽に高級ワゴンを乗りたいというニーズには持って来いのモデルとなるだろう。安全面も合格のラインにあり、ラゲッジスペースも十分に確保されており、実用性も兼ね備えている。ワンランク上をいきたいファミリー層のファーストカーなどには最適に違いない。 一方で、クルマ自体の走りをもっと楽しみたいという嗜好に答えることは非常に難しい。環境配慮を追及する過程で動力性が損なわれているからだ。直列4気筒DOHC 16バルブエンジンは必要最低限の力はあるものの、どこか退屈でステレオタイプな印象を受ける。モデルチェンジ前の6気筒の前へと突き進むようなバイタリティはなく、これを懐かしむ他ない。
また、エクステリアが卓越したクオリティにある半面、インテリアは蔑ろとなっており、これも大きなウイークポイントとなるだろう。高級車と呼ぶにはおこがましい装飾やシート設計が目に止まってしまう。