「ドイツ車以外」という選択肢のボルボV60
ボルボV60(VOLVO)

ボルボV60の値引き情報
初回値引きは13万円程度
2012年8月にマイナーチェンジをしたばかりだが、初回値引きは13万円程度とまでいけそうだ。
ライバル車種と比較交渉で+10万円の値引き
ライバル車はBMW3シリーズやメルセデスCクラス。固定ファンも多いが、ライバル車との価格競争の面において厳しいことからプラス10万円程度の値引きが引き出せるだろう。
さらに大幅値引きをしてもらうには
ボルボV60は、中古車市場でも相変わらず人気があり、ディーラーにおいても20万円程度の値引きが引き出せる得な車である。
しかもエコカー減税対象というのも魅力の1つだろう。
とはいえ、この値引き額で満足しては勿体ない。
ディーラーでの面倒な交渉も必要なく、さらに30万円程度安く購入できる方法があるからだ。
安価な車にも関わらず、初期値引きのほかに35万円安く購入した例も紹介しているので、まずは値引き交渉マニュアルを読んでから購入してほしい。

ボルボV60の評価

ステーションワゴンの第一人者
長らくステーションワゴンを販売してきたボルボだけあって、実用性とデザイン性がうまく融合されている。流線的なフォルムを持っているが車内は広く感じられて、頭上も足元も窮屈さを感じることはない。 控えめだけどばっちり輸入車
ライバルにはドイツ車が多いが、V60にはドイツ車特有のいやらしさがないのは大きい。輸入車というとどうしても“見栄”が見え隠れするが、この車は輸入車といってもどこか輸入車らしくない雰囲気があり、他の輸入車にない上品さがある。 |

ライバルとなるBMW3シリーズ、メルセデスCクラスにはナビが標準装備の中、V60は25万円でオプションにする等オプションパッケージが多い。本体価格自体はそこまで安いということもないので、価格競争性は高くない。裏を返せば、必要な装備だけを最小限の価格で購入できるという利点にもなるが。
輸入車のこのタイプはラグジュアリー感だけでなく走行性能も求められるが、その点V60は1.6Lエンジンを搭載。普段の走行で劣る点を感じることはないが、長い山道で回転の伸びに違和感を感じるかもしれない。
ボルボV60の総評
ボルボにも良いところはたくさんあるが、そのひとつが輸入車らしくないというところである。一般的に、輸入車というとどうしても“見栄”が見え隠れする。もちろん車好きにも輸入車を好む人はいるが、残念ながら全員から好意的に見られる車種ではないというのが一般論である。しかしボルボは違う。ラグジュアリー性ももちろんありながら実用性を追求しており、それこそ「知る人ぞ知る」ブランドである。以前、個人的にVOLVO V70、メルセデスベンツEクラスと乗り継いできたが、車に乗ったときの落ち着きはボルボのほうが勝っていた。
さて、V60の話をしよう。60シリーズはボルボの人気モデルで販売台数は全シリーズ中1位、ボルボの販売台数を牽引するモデルである。その中でもステーションワゴンのV60は売れ筋モデルである。V60が人気の理由、それはデザインと実用性、そして安全性である。長くステーションワゴンを販売してきたVOLVOだけあってエクステリアの完成度は高い。全体的に流線デザインをとって全高も引くとりスポーティな印象を受ける。太い2本出しマフラーと大径ホイール、後端でグッと下がるルーフ、すべてのバランスが取れたエクステリアデザインは各ライバル車より好印象だ。ワゴンなのでもちろん実用性は高い。4:2:4の分割可倒式リアシートを載せて、広大なラゲッジルームができる。もちろんリアシートを倒さなくとも広いため、家族での大きな買い物でも安心だ。
ボルボは海外メーカーのどこよりも安全性を謳ってきたメーカーである。レーダーとカメラを使って事故を未然に防ぐ装備や高い安全性を誇るパッケージングを追及して、このV60にも採用されている。その点の安心度は高い。値段的にもそこまで高いわけではない。輸入車としてのエントリーモデルとして最適な一台である。私も初めての輸入車はボルボで、かなり満足していた覚えがある。ちなみに、輸入車でよくある電装系トラブル。メルセデスベンツのときは頻繁にあり、ナビを丸ごと取り替えたこともあったがボルボでは一切なかった。個体差かもしれないが、そのような事実もありボルボはオススメできる。
「とにかく車を楽しみたい」という人はまずは見て乗ってみてほしい。