室内の広さと使いやすさに自信!ダイハツ「新型タントカスタム」
新型タントカスタム(DAIHATSU)

新型タントカスタムの値引き情報
初回値引きは期待できない
初回値引きは3万円程度だろう。2013年10月にモデルチェンジをして発売されたばかりである上に軽自動車はディーラーが値引きを渋るのでこの値引き額が限度だ。
ライバル車種と比較交渉しても4万円程度の値引き
スズキ「パレット」やホンダ「N BOX」といったライバル車と比較交渉を行うことで更なる値引きを期待することができる。 しかし、値引きの状況は厳しく6万円程度の値引き額を引き出せたら成功だと考えてほしい。
大幅値引きをしてもらうには
2013年10月に発売サれたばかりの新型タントカスタムは、人気シリーズであり、ディーラーでの値引きには上記の通り限界がある。 そこで、ディーラー以外での値引きを提案したい。 値引き交渉マニュアルを利用すれば、初回値引きとは別に20万〜30万と値引きを期待できるのだ。 厄介な交渉等も必要ないのも大きなメリットの1つである。 浮いたお金でエアロパーツを追加するなど、自分好みにオプションを組み合わせるのも悪くない。

新型タントカスタムの評価

軽自動車初、ピラーレスの開口部
「ミラクルオープンドア」と名付けられたセンターピラーのない開口部が期待以上の快適さをもたらしてくれる。ピラーがないことで乗り降りが容易となっており、閉塞感がない。助手席側の開口幅は1,480mmと驚きのユーザービリティを発揮する。 アレンジの効く、広い車内空間
1,355mmという室内高に2,200mmを誇る室内長を存分に使った室内空間が広々としている。また、利用シーンに合わせてシート配置のモードを変えることができるのも嬉しい。スタンダードなモードはもちろん、ラゲッジルームをフルに使えるモードなどうまく使い分けることで納得の機能性を発揮する。 |

軽自動車としては重い1トンという車両重量が加速を妨げる。パワースライドドアを採用した仇といってよいだろう。街乗りではあまりそのデメリットを感じないが、坂道での走行等では力の無さを感じざるを得ない。
147万円からという車体価格に加えて、オプションを重ねると軽自動車のわりに値の張る乗り出し価格となる。特にXやターボ付きのRSなどの上位グレードを選定してオプションを豊富に取りそろえると200万円に近い乗り出し価格になるので注意が必要だ。決してお値打ち感のあるモデルではない。
新型タントカスタムの総評
2013年10月にダイハツから発売された新型タントカスタム。先代モデルよりも燃費性能が向上し、環境にはもちろんユーザーのお財布にもより優しい軽自動車となった。
この新型タントカスタムの注目ポイントは、何といってもフロントピラーを取り除いた斬新な開口部だ。 これまで、フロントピーがあって当たり前だった軽自動車において、先代モデルはフロントピーを取り除いたことで大きな話題性を持った。 実際、話題性だけに留まらず、先代モデルの使い勝手は購入者からの評価をみても高い。新型タントカスタムもミラクルオープンドアーを採用しており、着目すべき点であろう。 ピラーを取り除いたことにより、開口部が広いのでストレスのない乗り降りが可能となっているのだ。 小さな子供や高齢者にとってもユーザービリティは高く、ファミリー層にはピッタリの軽自動車といえるだろう。 また、エクステリアはシンプルでシックな印象を持つ。
当たり障りのないデザインは、広い年齢層に受け入れられるだろう。 一方で、オシャレなモデルが欲しいという若者のニーズにはあまり答えるものではないかもしれない。 しかし、テレビコマーシャルで「あしたのジョー」という少し前の世代にウケるアニメとコラボしていることを考えると、ダイハツ自身も比較的高い年齢層のユーザーに向けて売り込みたいという意向も垣間見ることができる。 走りについては、良くも悪くも軽自動車の平均値といったパフォーマンスだ。 特別走りにこだわりをもったモデルでもない。
しかし、注意したいのはパワースライドドアを搭載することにより、その分車両が重くなっている点だ。 ステアリングを切ったときは、軽くふわふわした走りをみせる。 高速道路など、速度を上げて走る機会が多いユーザーは別のモデルを検討する必要もあるだろう。 街乗りの道具として購入の選択肢に考えたいモデルである