最先端の「アメ車」を体感できる一台。フォード・マスタング
フォード・マスタング

フォード・マスタングの値引き情報
ディーラーがフォード・マスタングを値引きしない理由
2013年10月4日に発売したフォード・マスタング(Ford・MUSTANG)の値引きは、10万円程度が関の山だろう。本体価格は430万円〜570万円という比較的高額な車種となるため、一見大幅な値引きがありそうだ。しかし、他社では真似のできないグラマラスなデザインと、アメ車ならではのパワーを持つマスタングをディーラーは値引きしないだろう。
BMW・3シリーズとの比較交渉は通用せず
輸入スポーツカーのカテゴリで考えれば、最大のライバルはBMW・3シリーズとなるだろう。車体の価格帯も近いので、BMWで見積もり書をもらった上で、フォードのディーラーで値引きを交渉をする人もいるだろう。 しかし、この方法はオススメできない。というのもマスタングは個性が強すぎる一台だからだ。
もはや伝統とも言える「ロングノーズ&ショートデッキデザイン」「3連リアコンビネーションランプ」に始まる独自の存在感はもはやブランドとして確立されている。 マスタングはマスタングであるから好きという根強いファンも多い。 そのため、BMWとの比較は難しいのだ。
フォード・マスタングを30万円以上安く購入する方法
2013年10月に発売されたフォード・マスタングはスポーツカーという趣向性の高いカテゴリーの車であるが、世界中で多くの評価を受けている。というのもフォード自体が2013年の世界販売で2012年よりも11.7%アップの633万台という売上げを記録しているからだ。
母体となるメーカー自体の好調の追い風を受け、ディーラーも強気で販売することができるため、値引きに応じることは考えにくいだろう。
さらに総排気量4951cc、最大トルクは529N・mというモンスターマシンである(フォード・エクスプローラーの最大トルクは366N・m)このパワーを体感できる車はマスタングしかない。この唯一無二の存在感が、値引きをいっそう難しくしているのだ。
だからと言って値引きをあきらめる必要は無い。私が作成した値引き交渉マニュアルを利用すれば、マスタングを30万〜40万円も安く購入することができる。

フォード・マスタングの評価

過去最高の圧倒的パワーを体感できる
フォード・マスタングといえばDOHC・4バルブのV8エンジンのパワーを体感してもらいたい。5リッターというトラック以上の排気量を誇り、馬力も426psにもなる。マスタングの歴史の中でも過去最高のパワーを備えたモンスターマシンである。 そしてこのパワーを軽快に操るための装備も充実している。電動パワーアシスト式ステアリング(EPAS)により高速走行中でもスムーズな操舵ができる上に、ブレーキも大径の「4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ」を採用しているので制動力も十分だ。その上で車両安定化技術も搭載しているので横滑りやスピンといったトラブルにも柔軟に対応することができる。 車の状態が、ひと目でわかる「Track Apps」
今回のフルモデルチェンジにより、コクピットに新しく装備されたのが4.2インチのカラー液晶ディスプレイだ。そのディスプレイ上に表示されるコンテンツの中でも最もマスタングらしいものが「Track Apps(トラックアップス)」である。 「Accelerometer(アクセラレーターメーター)」では 車両にかかるGフォースを計測でき、 「Acceleration Timer(アクセラレーションタイマー)」では、0-60MPH加速や、自分で設定した速度への到達タイムや、0-1/4マイルの走行タイムを計測できる。さらに、「Brake Performance(ブレーキパフォーマンス)」では100-0MPHといった、高速走行時のブレーキングタイムを計測することができる。公道を走るというより、サーキットで走るレベルの機能とも言えるだろう。 |

30km/Lを超えるハイブリッドスポーツカーなども誕生し、ガソリン車でも20km/L超えが当たり前のようになってきている昨今において、マスタングは独自の道を貫いている。カタログ燃費は「7km/L」、エコブーストモデルでも「8.2km/L」と二桁に及ばない。実燃費は5〜6km/Lといったところだろう。燃費を気にする人にマスタングはオススメできない。
5000ccにもおよぶ排気量、サイズで大きく上回るボルボ・V70を軽く超えてしまう最大トルクと最高出力、そして最先端のドライビングシステムを搭載したマスタングは、一般ドライバーでも扱うことはできるだろうが、そのパワーをフルに活用することはできないだろう。 力強く、カッコよく、そして速い。そんな憧れは誰もが持つものかもしれないが、マスタングは別格と言っても良い。それだけの覚悟を持って購入しなければ宝の持ち腐れになってしまうかもしれない。
フォード・マスタングの総評
「アメ車の凄み」を見せつける一台
「いかにもアメリカン」と感じさせる重厚なエンジンフードにフロントグリルに輝くギャロッピングホースのオーナメント、そして伝統を受け継ぎながらもLEDを採用した3連リアコンビネーションランプ、これらを併せ持つ圧倒的な存在感こそフォードマスタングの一番の魅力だろう。
走らせる前から圧倒的な「力強さ」と「速さ」を感じさせる車はマスタング以外にありえないかもしれない。 そして、そんな外観からの印象を120%実現するV8エンジンのパワーがすばらしい。マスタングの50年以上の歴史の中で過去最強と言われる最高出力426ps/6,500rpmと最大トルク53.9kg-m/4,250rpmを実現しており、他のスポーツカーどころか大型車も寄せ付けない。
エンジンをかければ映画に登場するようなパワフルなアメリカ車のイメージそのままにグオンッという力強いうなり声を上げる。都市部であれば周囲の注目を一気に集めることができるだろう。
その上でマスタングが素晴らしいのは、その圧倒的なパワーを最先端のドライビングシステムを用いることで自在に使いこなせるようにしているところだ。操舵性能を高めるための「電動パワーアシスト」や、制動力を高める大径の4輪ディスクブレーキ、さらに微妙で細かな速度調整をおこなうことができるSST(セレクトシフトオートマチック・トランスミッション)などが搭載されている。
一般のドライバーではこのパワーと能力を持て余すかもしれない。しかし趣味でサーキットなどによく繰り出す人や、アメ者が大好きな人にとっては、最高の一台とも言えるだろう。
2014/04/10更新