高額・高級・高性能のラグジュアリーカーに先進の低燃費を実現したハイブリッドカー
レクサスGSハイブリッド(LEXUS)

レクサスGSハイブリッドの値引き情報
初回値引きは2万円程度
レクサスは元々値引きをしない上に、さらにGS450hはハイブリッドのため、ディーラーでの値引きはほぼ期待できず、初回値引きは2万円程度だろう。
ライバル車種と比較交渉でも値引きは難しい
2012年1月にフルモデルチェンジを行ったばかり。しかもこの車に乗ることがステータスともなることをディーラーは知っているため、ライバル車との比較交渉を行っても値引きは引き出せない。
さらに大幅値引きをしてもらうには
レクサスGS450hを購入するユーザーは、値段はあまり気にしない層かもしれないが、それでもやはり多少は安く購入できたほうが良いに決まっている。
安く購入したいが、ディーラーではあまり値引き交渉をしたくないという人こそ、値引き交渉マニュアルを参考にしてほしい。発売したばかりの車種で35万円も安く購入した例も紹介している。無料でできるので、ぜひ試してみてほしい。

レクサスGSハイブリッドの評価

レクサスの質感・スポーティ感に機能性をプラス
LEXUSといえばトヨタのプレミアムブランドで車内の高級さは全ての人の充足感を満たす。GSシリーズも例外ではなく、内装の仕上がりはライバル車であるBMWやメルセデスベンツの同等以上のものである。その高級感に、車高の低いデザインでスポーティさをプラスしたモデルになっている。450hでは3.5Lガソリンエンジンにモーター装着のハイブリッド仕様で、ハイパワーな加速を楽しむことが出来る。 巨体だけど経済的
クラウンよりも重い1650kgという車重を持つがハイブリッドのおかげでカタログ燃費は18.2km/L。GSのライバル車であるBMWアクティブハイブリッド5より4km/Lほど燃費が良い。そこから考えてもトヨタのハイブリッド技術はすごいことが分かる。それでいてBMWとの比較で価格は150万円ほど安い。 |

ハイブリッドありとなしモデルでは実に120万円違う。他の車種では置きくても100万円弱の差なので、かなり差が生まれるということは把握しておかなければならない。ただし燃費はほぼ倍の性能である。
ボディサイズは小さくはないが、大きすぎもない程度であるが、操舵性が良くない。よくいえば直進性が強いということが言えるが、アンダー傾向が強く小回りが利きづらいだろう。
レクサスGSハイブリッドの総評
語弊を覚悟で書くと、日本の自動車レースシーンSuper GTにトヨタを代表して参戦しているレクサス SC430は、その性能に反して必ずしも恰好が良いと言う車ではないと思う。一方トヨタ自動車は、2012年から復活した耐久レースの世界選手権に、完全なプロトタイプカーながらハイブリッドシステムを導入したマシンTS030にて、日本での大会を含めた世界各地で3勝を上げている。だとすれば、もしレギュレーションが許すのであれば、今すぐにでも国内GT500(レースのカテゴリー)にハイブリッドシステムを投入したいと思っているはずなのだ。その時、新型レースカーのベース車両となるのは、このレクサス GS450hに成るのだろうか?
トヨタ得意のハイブリッド・システムを擁した高級セダンがこれである。まぁ何となく少し名前が似ているからなんて言う理由だけで、車両重量は1,860kgに到達する(サイズは、全長4,850、全幅1,840、全高1,455 mm)様なラグジュアリー・カーであるGS450hを、このまますぐにサーキットへ連れ込むと言うのもナンセンスである。ただ素人目で見るなら、ノーマルの450hでも原動機の総出力は256kw(348ps)とかなりの大物(内、電動機の出力が147kw、エンジンはV型6気筒3,456cc)で、これをちょこっといじれば直ぐにレース用のモンスターになりそうな気もするのである。
しかし本来ラグジュアリー・カーとレースの世界を繋げて語る事自体がナンセンスだし、こういったクルマのオーナー様は細かい機構や技術より実際に乗った時の快適さと静粛さ、そして周囲に発する威厳のオーラなどが大切なのだろうと思う。そして依然としてそんなオーナー様にも、ステアリングの手元に装備したパドル・シフトのレバー・スイッチが遠巻きながら厳しい競争の世界をイメージさせなくもないだろう。ここ数年、Super GTなど日本のモータースポーツ・シーンでも、ステアリングから手を放さずにギア・シフトを行えるパドル・レバー方式のマシンが浸透してきている。
ただ、GS450hの場合はCVT(無段変速機)なのでスポーツ走行には向いてるかどうか・・・。欧州メーカーだったら歯車式のギアボックスとクラッチの機構を電子制御するDCTなんてものに熱心だから、レクサスも輸出を強く意識するのであればそんな技術へのトライもいずれ必要になるかも知れない。
さて、実は乗り心地に(更に、運転しやすさにも)大きな影響を持つと思われるサスペンション機構を見てみよう。このレクサス GS450hは、フロントにダブル・ウィッシュボーン、リアにはマルチ・リンクと、これ以上考えられない豪勢なシステムが後輪駆動によってエンジンから伝えられる上記の高出力をしっかりと地面に伝えてくれるはずだ。車体サイズに余裕が有るGS450hのようなクラスであれば、サスペンションの各リンクの配置にも更なる自由度が生まれるという事で、そんな部分も高級感の演出に役立つのだろうと思う。
JC08モードで18.2km/Lも走行してしまうというエネルギー効率の高さは、もちろんハイブリッド・システムの効能である。そして、エンジンとモーターが並列になっている(イメージの)トヨタ・ハイブリッドは、このGS450hにも電動機だけで走行するEVモードを容易に実現させている。メーカー希望小売価格は7,000,000円からという高級感も、レクサスのブランドにとってはむしろ強みになるだろう。外観のデザインは好みに寄る所だと思うけれど、最初に書いたSC430よりはずっと洗練・先進的に見える、と言っても、まぁおかしな聞こえ方はしないだろう。そして結局、このレクサス GS450hを狙うユーザーが私みたいにレースシーンと絡めた上での葛藤を感じる事なども有り得ない。
最後にたわ言を付け加えさせていただくと、あとこのクルマに足らない物とは、レース用に作り変えようというトヨタ東富士研究所の意思だけなのである。たぶん・・・。