新型クラウンロイヤル購入の賢い交渉術

「高級感」を順当改良させた国産最高級セダン

新型クラウンロイヤル(TOYOTA)

353〜536万円
ハイブリッドロイヤルサルーン
カタログ燃費:23.2km/L
新型クラウンロイヤル


25.35万円
2万円
27.35万円

 

 

 

新型クラウンロイヤルの値引き情報

初回値引きは2万円程度

新型クラウンロイヤルは、何と言っても2012年12月末にフルモデルチェンジで登場したばかり。
その為、初回値引きは2万円程度とほぼ期待できないだろう。

 

ライバル車種と比較交渉で+4〜5万円の値引き

非常に安くハイブリッドが手に入れられるとあって、人気グレードはハイブリッドモデルになることは間違いない。ライバル車種と比較交渉しても、初回値引きより+4〜5万円程度といったところが限度ではないだろうか。

 

さらに大幅値引きをしてもらうには

フルモデルチェンジやハイブリッド車の登場により、やはり新型クラウンロイヤルは、ディーラーでの大幅値引きは難しい。
30万以上の値引きを実現するには、ディーラー以外での値引き
を考えざるをえないだろう。
そこで、値引き交渉マニュアルを参考にしてほしい。
初期値引きのほかに、35万円安く購入した例も紹介している。その35万円でオプションでも追加してみてはどうだろうか。

 

 

 

新型クラウンロイヤルの評価

日本人に心地よいエクステリア

重厚感や威厳が滲み出てくるクラウンの大きなボディは、高級輸入車と何か違う雰囲気が漂う。フロントからリアまで流れるように一本の線で描かれたボディラインがどこか親近感が沸く。

国産随一の高級インテリア

可動部位の多い前後パワーシートやベンチレーション、リアオートエアコンや後部座席アームレストに設置されたコントローラーなど「上位装備」を余すことなく装備した車である。さらに車両情報・操作を5インチタッチモニターで行うことでインパネはすっきりし、デザイン性が上がっている。

新型クラウンロイヤル

 

重厚感の代償となった燃費性能

クラウンの特徴であるボディサイズは車両重量にも影響し、燃費性能はガソリン車で10.2km/L。ライバルとなる高級セダンの中でも決して良い数字ではない。一方ハイブリッドモデルは23.2km/Lと倍以上の燃費性能を誇る。

先進性故に賛否両論のデザイン

今回大きく変更された点の一つがフロントマスクのデザインである。先進性を意識してフロントグリルがマスク全面を覆うようなデザインになったが、その評価はバラバラ。見慣れれば争点となることはないだろう。

 

新型クラウンロイヤルの総評

「いつかはクラウン」がより身近になった。2012年末に発表された新型クラウンはハイブリッドモデルが投入され、価格上昇を抑えるためにシリーズ全体の価格設定を見直し。ベースグレードで353万円からと非常に手に入れやすい価格となった。ボディのデザインは変わらないので重厚感や威厳はしっかりありながらインテリアの装備は質の高いものが用意されている。

 

しかし新型の目玉はなんといってもハイブリッドモデルである。クラウン程の重量・サイズをもちながら23.2km/Lと非常に性能の高いハイブリッドシステムを搭載。同車種同装備でハイブリッドモデルにすると100万円近い価格差がある車もある中、60万円高で倍以上の燃費性能を持つハイブリッドモデルにグレードアップさせられる価格設定はトヨタのハイブリッドモデルへの力の入れ具合が良く分かる。もちろんフーガやレクサスGSといった高級セダンのハイブリッドモデルの中でもダントツの燃費性能である。

 

車内の質は言わずもがな非常に高い。クラウンロイヤルは車両状況を表示するシステムをすべて5インチタッチモニターに集約させることでBMWやメルセデスベンツと比べて非常にすっきりとしたインパネになった分、木目調パネルをふんだん使用したり自由なデザインにすることができてデザイン性が高まっている。乗り心地は本皮・ファブリックから選べるシート表皮にパワーシート、ベンチレーション、ナノイーなどの前席快適装備はもちろんのこと、後部座席にもパワーシートやオートエアコン、車両装置コントロールスイッチをつけて車内居住性を最大限に高めている。