BMW3シリーズの価格と評価

高い質と限界を追求した価格で激戦区を生き抜く

BMW3シリーズ(BMW)

439〜586万円
320i Sport
カタログ燃費:16.4km/L
bmw3シリーズ


20.14万円
13万円
33.14万円

 

 

 

BMW3シリーズの値引き情報

初回値引きは6万円程度

BMW3シリーズは、リーズナブルな本体価格が人気である。 そのため、初回値引きは6万円程度ではないだろうか。

 

ライバル車種と比較交渉でも+7万円値引きが限度

この価格でBMWが手に入るというのは嬉しいもの。 マイナーチェンジをしたばかりということもあり、ライバル車との比較交渉を行っても プラス7万円程度の値引きが限度だろう。

 

さらに大幅値引きをしてもらうには

BMW3シリーズは、操作性も高く安定した走りができることから中古車市場でも人気がある。 輸入車はもともと値引きが難しいというのも加わり、ディーラーでのこれ以上の値引きは難しい。そこで、ディーラー以外での値引きを検討してほしい。 煩わしい交渉をすることもなく、30万円程度安く購入できる方法があるからだ。 今話題の車でも初期値引きのほかに35万円安く購入した例も紹介しているので 参考にしてみてはどうだろうか。

 

 

BMW3シリーズの評価

低価格で本格的なBMWを手に入れる

3シリーズというとBMWのエントリーモデルというイメージがあるが、ライバルであるメルセデスベンツCクラスやアウディA4と争っているので差異化のために年々質が高まっている。2012年にフルモデルチェンジしたばかりの3シリーズはその点において、価格は抑えつつも質感とスポーティさが向上して人気の高い車種となっている。

環境性能も向上

3シリーズはエコカー減税の75%減税、一部の320iとディーゼルモデルでは免税が適用されている。今まで質感や走行性能ばかりに目がいっていたが、しっかりエコ・燃費性能にも気が配られている。

BMW3シリーズ

 

ボディ拡大化の代償

モデルチェンジを行うたびにサイズが大きくなっていっており現モデルではかなり大きくなった印象。感覚的には10年ほど前の5シリーズ位の大きさに感じるほど。人によってはそのボディサイズが運転時、特に駐車時に邪魔に感じるかもしれない。

タイヤの乗り心地

ランフラットタイヤ(通常より厚さが薄いタイヤ)を履いていますので、乗り心地が少し固めです。3シリーズはスポーティという方向性があるので気にならない人もいると思いますが、ラグジュアリーさを求める人にとって乗り心地は良くないと感じるかもしれない。

 

BMW3シリーズの総評

1916年にグスタフ・オットーにより飛行機のエンジンメーカーとして創設され、後に2輪車、4輪車の製造メーカーとなったというBMW社は、その長い歴史の中でモータースポーツとの強い関係も維持してきた会社だ。

 

フォーミュラ1へのエンジンならびに車体の供給なんていう日常から離れすぎた分野もそうだが、非常に多くのプイベーターもBMWのツーリングカーでレース参戦しているのだ。

 

つまりスポーツと言わずとも、スポーティさというのはBMWにとっては高級車の威厳などよりもっと重要な性質なのだろう。

 

そのスポーティなシャープさをBMW成りの形で最も体現しているのが、BMW 3シリーズではないだろうか。

 

4ドアセダン(全長4,625×全幅1,800×全高1,440mm)の各モデルに、値段が400万円を軽く超越する(たぶん)高級車格ながらも6速のMT(マニュアル・トランスミッション)を用意してくれるのは、いわゆる“駆けぬける歓び’をこのメーカーが真剣に具現化しようとする姿勢の表れだと言い切っても問題無いだろう。

 

まぁマニュアルギアをがちゃがちゃ操作するのは貧乏臭いと言われる向きも多いかも知れないが、この3シリーズはBMWが用意する最新技術が一通り投入され、それぞれに選べる様になっているのも魅力である。

 

先ずエンジンで言うと、ベーシックモデルの320iには、燃料を気筒内に直噴して給排気バルブ・タイミングを無段階可変する4気筒2リッターエンジンを搭載で、その出力は135kw(184ps)。 そして上級グレードの328iからは、ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンと呼ばれる高効率・高性能版エンジンが使われていて、出力は180kw(245ps)に高められている。

 

効率&環境配慮の面を重視するユーザー層には、上記に加えて今時の流行でもあるツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンが組み合わされた、BMW 320d BluePerformanceが良さそうである。 このエンジンは、新世代のコモンレール・ダイレクト・インジェクション(エンジンの気筒内に、直接噴射する燃料を、最適に制御する)や、加給圧の緻密な制御を可能にする可変ジオメトリー・ターボチャージャーなども備えていて、16.5:1という‘高くない’圧縮比から、ガソリン車と同じ135kw(184ps)の出力を発揮してしまうのだ。

 

加えて、主に減速時に発電する事で走行時のエンジンへの付加を軽減しようと言う、ブレーキ・エネルギー回生システムや、エンジン・オート・スタート/ストップ機能と命名されたアイドリングの自動停止機構も備えている。

 

この辺りは、今時のエコ技術の主役とも言える技術であろう。

 

ボディータイプを見ると、よりスポーティーなクーペ、カブリオレなどをラインアップしているのは、欧州車というかBMWブランドの個性と強みを表している所だ。

 

そして、クーペモデル(全長4,610×全幅1,780×全高1,400mm)には、225kW(306ps)を出す6気筒エンジンが組み合わされる325iという上級グレードが有る。もちろん、新世代のスポーツ・クーペは上記の基本的な環境性能も怠り無く装備するのだ。

 

更に未来を体感したいという先進的なユーザー層には、7速ダブル・クラッチ・トランスミッション(DCT)も有る。 これは限りなくマニュアルに近い自動変速機とも言うべき装置で、旧来は人間が手で操作していたシフト・レバーとリンケージの動作、そしてクラッチやエンジンの回転数までも、コンピューターが自動制御するという仕組みである。

 

余談であるが、DCTに近い仕組みは最近のレーシングカーでは標準的にもなっていて、頂点ではF1のマシンも、ステアリング・ホイールに有るパドル・レバーを操作して、ギアの上げ下げを行っている。

 

そして忘れてはいけないのは、320iの4ドアセダンにはxDriveという、前後の車軸へ動的に駆動力を配分する4輪駆動車も設定されている所だ。

 

さてこのBMW 3シリーズ、最もベーシックなタイプ320i(6MT)の価格で4,390,000円からと、冗談でも「今度の週末にショールームへ行こう」なんて気安く言えないクラスではある。 それでも、様々な先進技術と日本車では作らなくなった装備の組み合わせ等を含めて考えると、BMWという会社は車好きの心を良く理解してくれているのだなぁとあらためて感じさせもするだろう。